蝉寄生蛾(読み)セミヤドリガ

デジタル大辞泉 「蝉寄生蛾」の意味・読み・例文・類語

せみ‐やどりが【×蝉寄×蛾/×蝉宿×蛾】

鱗翅りんしセミヤドリガ科昆虫。小形のガで、はね黒褐色。木の幹に産卵し、幼虫はヒグラシ・ツクツクボウシなどに外部寄生して白色ろうを分泌する。成熟すると草間におりてさなぎになる。

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関連語 名詞

精選版 日本国語大辞典 「蝉寄生蛾」の意味・読み・例文・類語

せみ‐やどりが【蝉寄生蛾】

  1. 〘 名詞 〙 セミヤドリガ科のガ。はねの開張一五~一八ミリメートル内外の小形なガで、前ばねは黒く、雲母状の斑があり、後ばねと裏面暗褐色。幼虫はヒグラシ・アブラゼミなどの腹に外部寄生し体液を吸う。成長すると白色の蝋分泌物でおおわれ白く見える。老熟すると寄主を離れ、草の根際や落葉の中に白い繭(まゆ)をつくり蛹(さなぎ)となる。採集されるのは雌ばかりで単為生殖の疑いがある。本州以南に分布する。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「蝉寄生蛾」の解説

蝉寄生蛾 (セミヤドリガ)

学名Epipomponia nawai
動物。セミヤドリガ科の昆虫

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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