蝸牛被り(読み)まいまいかぶり

精選版 日本国語大辞典 「蝸牛被り」の意味・読み・例文・類語

まいまい‐かぶりまひまひ‥【蝸牛被・舞舞被】

  1. 〘 名詞 〙 オサムシ科の甲虫体長は三~六センチメートル。黒色で細長い。上ばねは左右合着して開かず紡錘形をし、後ばねは退化しているため飛べない。日本各地に分布し、関東北部から長崎県北部より北にすむ個体は、前胸が緑色または銅色になる。足が細長く発達カタツムリの殻に首を差し入れ肉を食べ、殻をかぶって歩くことがあるのでこの名がある。日本特産。〔日本昆虫学(1898)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android