行々林村(読み)おどろばやしむら

日本歴史地名大系 「行々林村」の解説

行々林村
おどろばやしむら

[現在地名]船橋市鈴身町すずみちよう

大神保おおじんぼう村の東に位置する。神崎かんざき川に注ぐ鈴身川が流れる。北の車方くるまがた村との間を鈴身川から分れた高才こうさい川が流れ、神保新田との間を同川分流の豊富とよとみ川が流れる。草木の茂る地勢に由来する地名か。応永一七年(一四一〇)の香取造営料足納帳(静嘉堂文庫)に三谷兵庫殿分として「おどろがうや」または「荒野」としてみえ、いずれも田数一丁一反で分銭二九三文納とあるので同じ地名と考えられ、当地に比定する説が有力。慶安期(一六四八―五二)とみられる高城胤忠旧知行高付帳に村名がみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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