日本歴史地名大系 「行伝寺門前町」の解説 行伝寺門前町ぎようでんじもんぜんまち 埼玉県:川越市川越城下行伝寺門前町[現在地名]川越市末広町(すえひろちよう)・幸町(さいわいちよう)養寿(ようじゆ)院の南隣にある行伝寺門前の南北の道と門から南(みなみ)町へ出る東西道に沿う両側町。城下四門前の一。寺社奉行支配で町役は免除されていた。なお南北道の東側は東明寺(とうみようじ)村分であった(武蔵三芳野名勝図会)。行伝寺南隣に稲荷社があり、この脇を通って杉原(すぎはら)町へ出る横道沿いの新門前は元和年中(一六一五―二四)に(風土記稿)、または元禄年中(一六八八―一七〇四)にできたという(川越索麪)。元禄一五年の河越御領分明細記によれば家数一六・店数二四、男三六・女二五。慶応三年(一八六七)の川越町諸色明細帳(埼玉県行政文書)では家数三二、うち家持二八・家守四。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by