日本歴史地名大系 「杉原町」の解説 杉原町すぎはらちよう 栃木県:宇都宮市宇都宮城下杉原町[現在地名]宇都宮市馬場通(ばばどお)り一―二丁目・本町(ほんちよう)・塙田(はなわだ)二丁目奥州街道が鉄砲(てつぽう)町を西へ折れて当町に入り、西に直行して池上(いけかみ)町に向かう。この奥州街道筋と、その途中から北へ、宇都宮大明神と粉河(こかわ)寺の間を通る小路両側の町人町を合せて杉原町とよぶ。松平忠弘時代の城下図(東大史料編纂所蔵)に町名がみえる。北への小路を分岐する辺りを釜(かま)川が南流し、小路の東側に南から「をさ」・明神御旅所・浄鏡(じようきよう)寺が並び、西側は粉河寺で、それらの北に小武家屋敷が東西に並ぶ。宝永七年(一七一〇)の町分掃除丁場は、大明神境内などを担当したらしく、持分は記されない(宇都宮史)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by