ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「行動論政治学」の意味・わかりやすい解説 行動論政治学こうどうろんせいじがくbehavioral approach 従来の規範的政治アプローチへの批判として登場した政治分析の方法。大きな政治組織でなく,個人を分析対象とし,心理学で発達した行動主義の影響を受け,データを統計的な手法で解析する。政治学においても各種の方法が開発され,特に,世論調査,コンピュータや統計処理の進歩により選挙行動や政治心理的な研究が進展した。しかし,1960年代の後半には,行動論的な政治学は研究が細分化されすぎ,現実性を失ったことに対して,もっと「有意味な」研究を目指すべきだと批判された。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by