行地村(読み)ゆくじむら

日本歴史地名大系 「行地村」の解説

行地村
ゆくじむら

[現在地名]三川村行地

北は新谷あらや村、南は諏訪すわ峠を境にして京瀬きようのせ(現津川町)、西は細越ほそごえ村。行地川が西に流れる。文禄三年(一五九四)七月の蒲生氏高目録帳(内閣文庫蔵)に「湯口 松野 四十六石七斗一升」とある。元和六年(一六二〇)の漆木役として三七九本(津川旧記)。元禄郷帳では行地村とあり四九石四斗余。文化年間(一八〇四―一八)の家数二六(新編会津風土記)。現津川つがわ町と三川村の境にある新発田しばた街道上の諏訪峠は昔は犬吠いぬぼえ峠ともよばれていた。明和四年(一七六七)「諏訪峠杉雑木植立被仰付候事」の記述がある(津川旧記)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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