行当岬(読み)ぎょうどさき

日本大百科全書(ニッポニカ) 「行当岬」の意味・わかりやすい解説

行当岬
ぎょうどさき

「ぎょうとうみさき」ともいう。高知県南東端の室戸(むろと)岬の北西約8キロメートルにある岬。室戸市に属し、室戸阿南海岸国定公園に含まれる。背後は比高100メートル以上の海岸段丘をなす。行当集落は段丘崖(がい)下を走る国道55号に沿って立地し、かつては高い防風石垣で囲まれていた。岬端付近には小規模な掘込み港があり、西側の段丘斜面では早生(わせ)ビワ栽培が行われている。

[正木久仁]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の行当岬の言及

【室戸岬】より

…西の足摺岬と相対して土佐湾を抱く。湾の東西両端は隆起傾向を示し,1946年の南海地震の際には岬先端で最大1.3m近く隆起があり,室戸岬やその西側の行当岬(ぎようどざき)には比高約100mの海岸段丘が発達する。乱礁の多い岬沖合は古来航海の難所で,また岬から南方に室戸海脚と呼ばれる大陸棚が延び,南東に位置する土佐礁とともに好漁場をなす。…

※「行当岬」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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