行脚屋敷跡(読み)あんにややしちあと

日本歴史地名大系 「行脚屋敷跡」の解説

行脚屋敷跡
あんにややしちあと

[現在地名]那覇市首里久場川町二丁目

念仏者にんぶちやーまたは京太郎ちよんだらーとよばれた葬式人夫や乞食勢頭しーとう(頭)一族の屋敷。アンニャヤシチと発音し、一般にニンブチャーとよぶ。首里古地図によると久場川くばがー村の南端汀志良次ていしらじ村の境界に位置していた。念仏者は万暦三一年(一六〇三)に来琉した浄土僧の袋中が念仏を広めたことに起源がある、あるいは京都より流れてきて念仏を広めた人々ではないかなどの説がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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