宗旨(読み)シュウシ

デジタル大辞泉 「宗旨」の意味・読み・例文・類語

しゅう‐し【宗旨】

宗門信仰内容の主旨として説くところ。ある宗教の教えの中心教義。「宗旨を説く」
一つの宗教の中の流派。宗門。宗派
自分主義主張趣味好みのやり方や考え方。「宗旨に合わない」
[類語]宗教宗門信教信仰信心敬神崇拝尊信渇仰かつごう帰依きえ入信狂信

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「宗旨」の意味・読み・例文・類語

しゅう‐し【宗旨】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 仏語。一宗、一経など、その説く教説の主要な旨趣。宗門の信仰内容の中心となっている教義
    1. [初出の実例]「仏法の宗旨、いまだ人天の小量にあらず」(出典:正法眼蔵(1231‐53)都機)
  3. 一つの宗教の中で分かれている流派。宗教の分派。宗門。宗派。
    1. [初出の実例]「此君禅の宗旨(シウシ)に傾かせ給て」(出典太平記(14C後)四)
  4. 宗教を信ずること。信教。また、その宗教。
  5. ( 比喩的に ) 自分のやり方や主義や趣味または専門。また、それらに対する自分の好みや傾向など。
    1. [初出の実例]「是をそっちの宗旨(シウシ)にては、心中といふげな」(出典:浮世草子傾城禁短気(1711)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

葬儀辞典 「宗旨」の解説

宗旨

宗教の教義のこと。仏式葬儀を行う場合、葬儀社より宗旨を尋ねられます。わからない時は、親族の年長者に確認します。

出典 葬儀ベストネット葬儀辞典について 情報

普及版 字通 「宗旨」の読み・字形・画数・意味

【宗旨】そうし

主旨。

字通「宗」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android