宮良当壮(読み)ミヤナガ マサモリ

20世紀日本人名事典 「宮良当壮」の解説

宮良 当壮
ミヤナガ マサモリ

大正・昭和期の国語学者 日本方言研究所長



生年
明治26(1893)年12月1日

没年
昭和39(1964)年3月1日

出身地
沖縄

学歴〔年〕
国学院大学卒

経歴
宮内省図書寮に務め、全国の方言を調査研究した。昭和18年日本方言研究所を創設し所長となる。また「琉球文学」を編集発行し、戦後の琉球文学研究に影響を与えた。著書に「八重山語彙」「沖縄の人形芝居」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「宮良当壮」の解説

宮良当壮 みやなが-まさもり

1893-1964 大正-昭和時代の国語学者。
明治26年12月1日生まれ。宮内省図書寮につとめ,全国の方言を調査・研究。昭和18年日本方言研究所を創設。「琉球文学」を編集発行し,戦後の琉球文学研究に影響をあたえた。昭和39年3月1日死去。70歳。沖縄県出身。国学院大卒。著作に「八重山語彙(ごい)」「沖縄の人形芝居」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の宮良当壮の言及

【琉球語】より


【研究史】
 組織的な言語学的研究はイギリス人,B.H.チェンバレンの首里方言研究に始まる。ついで沖縄学の父といわれる伊波普猷(いはふゆう)の幅広い研究,宮良当壮(みやながまさもり)(1893‐1964)の八重山方言,金城朝永(きんじようちようえい)(1902‐55)の那覇方言の研究などがつづいた。今日のレベルの研究の基礎は服部四郎,仲宗根政善に負うところが大きい。…

※「宮良当壮」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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