ゆき‐ぶれ【行触】
- 〘 名詞 〙
- ① 行ってそれにさわること。
- ② 行ってけがれに触れること。外出などしてけがれに出あい自分もけがれること。いきぶれ。
- [初出の実例]「内心は清浄正直なれ共、外相にゆきふれの汚」(出典:八幡愚童訓(乙)(1301‐04頃)下)
いき‐ぶれ【行触】
- 〘 名詞 〙 けがれに行き合って自分もけがれること。踏合(ふみあわせ)。
- [初出の実例]「いかなるいきぶれにかからせ給ふぞや」(出典:源氏物語(1001‐14頃)夕顔)
ゆき‐ぶり【行触】
- 〘 名詞 〙 行って触れること。途中で行き合うこと。ゆきずり。道ゆきぶり。
- [初出の実例]「行ふりに聞ば松てふ虫ぞ鳴とふべかりける草の原かな」(出典:亜槐集(1492‐1523頃)二)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
Sponserd by 