行雁(読み)ゆくかり

精選版 日本国語大辞典 「行雁」の意味・読み・例文・類語

ゆく【行】 雁(かり)

  1. 越冬して春さきに北国に帰ってゆく雁。《 季語・春 》
    1. [初出の実例]「はるがすみたつをみすててゆくかりは花なき里にすみやならへる〈伊勢〉」(出典:古今和歌集(905‐914)春上・三一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android