表村(読み)おもてむら

日本歴史地名大系 「表村」の解説

表村
おもてむら

[現在地名]川島町表

やま谷戸やと村の南に位置し、集落は自然堤防上に発達。地内には養竹ようちく院・広徳こうとく寺などの古刹がある。中世には三尾谷みおのや郷のうちであったと思われ、「風土記稿」によると天正一九年(一五九一)養竹院に高一〇石の朱印地が与えられた際、朱印状には「三保谷郷ノ内十石」とあったという。近世にも三保谷みほのや郷九ヵ村の一。田園簿では田高九七石余・畑高三六石余・野高一五石余、川越藩領。ほかに養竹院領高一〇石・光徳(広徳)寺領高五石。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android