法則の辞典 「表面反応速度式」の解説 表面反応速度式【rate equation of surface reaction】 不均一系で,固体表面に存在している反応物質のみが反応にあずかる場合の速度式.表面に吸着している分子のみが反応に関与するという「ラングミュア‐ヒンシェルウッド機構」では反応速度 v は次のようになる. 反応がA → P(生成物)ならば v=kcA(s) また,A+B → Pの場合には v=kcA(s)cB(s) のようになる.ここで添字のsは表面濃度であることを意味する. 一方,表面上の分子と,均一相(気相や液相)中の分子との反応を考えるリディール機構*では v=kcA(s)cB となる. 出典 朝倉書店法則の辞典について 情報