衰憊(読み)スイハイ

デジタル大辞泉 「衰憊」の意味・読み・例文・類語

すい‐はい【衰×憊】

[名](スル)おとろえ弱ること。
「土爾格の国古盛にして今―するもの許多弊政の然らしむる処」〈栗本鋤雲・匏菴十種〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「衰憊」の意味・読み・例文・類語

すい‐はい【衰憊】

  1. 〘 名詞 〙 国、人などがおとろえて弱ること。
    1. [初出の実例]「蠱脹の険症になやまれ衰憊日々にはなはだしかりしに」(出典:仮名草子・智恵鑑(1660)七)
    2. 「歳晩の茶山の詩には絶て衰憊の態が無かった」(出典:伊沢蘭軒(1916‐17)〈森鴎外〉一六五)
    3. [その他の文献]〔王安石‐送僧無惑帰鄱陽詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「衰憊」の読み・字形・画数・意味

【衰憊】すいはい

衰え弱る。

字通「衰」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android