

(ぜん)。
は呪飾。死者の襟もとに麻の呪飾を加えて祓う。〔説文〕八上に「艸雨衣なり。秦には之れを
(ひ)と謂ふ。衣に從ひ、象形」と
(みの)の意とするが、
は死葬のとき、衣に著ける呪飾で、
は
(さい)の初文。糸(べき)部十三上に
を喪服とする。葬送のときには礼を減衰(げんさい)するので、また減少・衰微の意となる。
オトロフ 〔字鏡〕
ノゾク・シナジナ・サス・ヤブル・オトロフ・タカシ 〔字鏡集〕
サス・ヲツ・ユサメ・オトロフ・フタツコロモ
声として榱・
など三字を収める。
は〔詩、小雅、無羊〕に「
を何(にな)ひ笠を何ふ」とみえるが、古い字書には未収の字である。
・
shiuaiは同声、もと同じ語であった。
は麻の衰
(さいてつ)、
は喪服につける長さ六寸、博さ四寸の布。
の初形からいえば、死者の襟もとにつける呪飾。のち葬送・服喪に用いるものとなった。卒・
tziu
tも同系の語で、卒は卒衣、死者の襟もとをかき合わせて結ぶ形。魂の脱出を防ぐ意であろう。瘁・悴dziu
tはその心情をいう語。差tsheaiも声近く、次第に減らす意に通用する。
▶・衰冠▶・衰裳▶・衰杖▶・衰飾▶・衰衽▶・衰
▶・衰
▶・衰服▶・衰麻▶・衰序▶・衰征▶・衰政▶・衰漸▶・衰悪▶・衰運▶・衰栄▶・衰翁▶・衰骸▶・衰顔▶・衰気▶・衰旧▶・衰朽▶・衰
▶・衰歇▶・衰
▶・衰減▶・衰枯▶・衰槁▶・衰興▶・衰耗▶・衰困▶・衰妻▶・衰殺▶・衰
▶・衰削▶・衰颯▶・衰残▶・衰疾▶・衰謝▶・衰弱▶・衰叔▶・衰衰▶・衰世▶・衰勢▶・衰賤▶・衰
▶・衰沮▶・衰草▶・衰
▶・衰息▶・衰損▶・衰
▶・衰退▶・衰替▶・衰
▶・衰遅▶・衰年▶・衰廃▶・衰憊▶・衰白▶・衰薄▶・衰髪▶・衰晩▶・衰微▶・衰鬢▶・衰病▶・衰弊▶・衰変▶・衰暮▶・衰
▶・衰亡▶・衰乏▶・衰耄▶・衰貌▶・衰滅▶・衰門▶・衰野▶・衰容▶・衰庸▶・衰乱▶・衰陵▶・衰
▶・衰齢▶・衰陋▶・衰老▶
衰・助衰・承衰・斉衰・盛衰・中衰・等衰・扶衰・風衰・変衰・門衰・養衰・老衰出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...