普及版 字通 「袱」の読み・字形・画数・意味
袱
11画
[字訓] ふくさ・ふろしき
[字形] 形声
声符は伏(ふく)。ふくさ。また、衣類を包むのに用いる大きなふろしきの類をいう。〔爾雅、釈器〕「
人の
(ゐ)(香袋)之れを
(ち)と謂ふ」の
懿行〔義
〕に「登州の
人、絡頭に首
(しゆばつ)を用ふ。其の女子嫁する時、絳巾を以て首を
(おほ)ふ。之れを袱子(ふくし)と謂ふ」とみえ、頭巾のように覆うものであった。その他ふろしき様のものを、すべて袱子という。[訓義]
1. ふくさ、ふろしき。
[語系]
袱biu
k、
(覆)phiukは声義近く、ものを覆い包むものをいう。被biaiもそれに近い語である。[熟語]
袱子▶・袱駝▶
[下接語]
包袱
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

