装丁・装釘・装訂・装幀(読み)そうてい

精選版 日本国語大辞典 「装丁・装釘・装訂・装幀」の意味・読み・例文・類語

そう‐てい サウ‥【装丁・装釘・装訂・装幀】

〘名〙
書物などを綴(と)じて表装すること。書物の表紙、見返し、とびらなどの体裁をつくり外形を整えること。また、その意匠。装本。
※緑蔭茗話(1890‐91)〈内田魯庵〉「製本装釘(サウテイ)に苦心するは第一流なり」
書画などを表装して、掛け物や額などに仕立てること。また、その意匠。
草枕(1906)〈夏目漱石〉八「軸は底光りのある古錦襴(こきんらん)に、装幀の工夫を籠めた物徂徠の大幅である」
[語誌](1)明治末期、装本の美術工芸的要素が強まるにつれ、「製本」にかわって装い釘(てい)じる意の中国風の熟字「装釘」が使われたのがはじまり(新村出「装釘か装幀か」)。
(2)「装幀」は書画を掛け物や額に仕立てること。「幀」は本来「とう(たう)」であるが、慣用によって当てる。
(3)「装丁」という表記は、昭和三一年(一九五六)の国語審議会報告「同音の漢字による書きかえについて」で決められたもの。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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