日本歴史地名大系 「裏五町目」の解説 裏五町目うらごちようめ 茨城県:水戸市水戸城下下町裏五町目[現在地名]水戸市本(ほん)町三丁目本五町目の南裏にあり、東は塩(しお)町、西は紙(かみ)町(青物町)。「新編常陸国誌」に「其長一町二間五尺アリ〔古記云、南側四十二間、北側三十四間、戸数十九〕」とある。煙草(たばこ)町または多葉粉(たばこ)町ともよばれ、「水府地名考」に「煙草を専ら商ひしゆへ、煙草町とも云へり」とある。刻み煙草製造販売の専売権が許され、明和五年(一七六八)には江戸商人の水戸屋忠兵衛がここに煙草会所を建て、他町で商う者があれば分限に応じて過怠料を取り、町役銭の補助とした。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by