水府地名考(読み)すいふちめいこう

日本歴史地名大系 「水府地名考」の解説

水府地名考
すいふちめいこう

四巻 石川桃蹊著

成立 天保五年

分類 地誌

写本 東京大学史料編纂所・彰考館

解説 水戸藩の学者石川桃蹊が「に友人高倉胤明、温古録・寺社便覧二篇を著して府下の地理事蹟詳かなる如しとゐへども未だ尽せりとせず。今其煩しきを刈り足らざるを補ふ」ために著したもの。水戸城下へ入る道路と府城古今の沿革を記し、次に上町と下町につきそれぞれ「諸士小路之部」と「商家居住之町々」とに分け、そこに含まれる各町ごとに名称の由来と発展、四方の間数(巻一にはなし)を記す。「水府地理温故録」と比較すると、同じ町名の起源を記しても年次や内容に相違がみられる場合があり、その異同を考察する必要があるが、その記事を補って有益である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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