裏壁返す(読み)うらかべかえす

精選版 日本国語大辞典 「裏壁返す」の意味・読み・例文・類語

うらかべ【裏壁】=返(かえ)す[=かやす]

  1. 裏壁を塗り返す。裏返し塗りをする。
    1. [初出の実例]「うらかべは隣でかへす江戸の町」(出典:雑俳・柳多留‐三(1768))
  2. 始末をつける。決着をつける。
    1. [初出の実例]「ふと頼まれ奉りしさいては置かれず。うらかべかやしてあとを詰めんと思ひ」(出典:浄瑠璃・用明天皇職人鑑(1705)五)
  3. 遊里で、同じ遊女と二度目に会う。裏を返す。
    1. [初出の実例]「皆実事に見せかけうら壁(カベ)返してとりたがる所なれば」(出典浮世草子・当世乙女織(1706)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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