裏築地町(読み)うらつきじちよう

日本歴史地名大系 「裏築地町」の解説

裏築地町
うらつきじちよう

上京区室町通上立売下ル

室町むろまち通の両側町。通りの東側は中世室町御所跡地で、「裏築地」とは御所の裏築地館の意。「上古京親町之古地由来記」に「此所、室町御所の北門上立売の辻に有て、南を面とし、北を裏とす。其築地有故の謂なり」と記されている。

天正一三年(一五八五)豊臣秀吉は朱印状で当町に軍勢寄宿を免除しているが、これを受けての前田玄以添状(裏筑地町文書)に「裏筑地町」の名が記されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 洛中絵図

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android