裏鬼門(読み)ウラキモン

デジタル大辞泉 「裏鬼門」の意味・読み・例文・類語

うら‐きもん【裏鬼門】

鬼門反対方角南西の方角。家相では鬼門とともに忌む。ひつじさる。

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精選版 日本国語大辞典 「裏鬼門」の意味・読み・例文・類語

うら‐きもん【裏鬼門】

〘名〙 鬼門と正反対にあたる、坤(ひつじさる)の方角。南西の隅。家相では鬼門とともに不吉な方角とする。
※大本神諭‐火之巻(1920)〈出口ナオ〉明治三五年旧七月一日「この我の強き、うらきもんでも、この行先は我では行かんと、大分改心が出来たから」

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世界大百科事典(旧版)内の裏鬼門の言及

【鬼門】より

陰陽道(おんみようどう)でもっとも悪いとされる丑寅(うしとら)(艮)すなわち北東の隅をいう。これを表鬼門とし,また,その正反対の未申(ひつじさる)(坤)すなわち南西方も裏鬼門として忌み嫌った。ことに大工はいまでもこの方角への建築を忌み,とくに屋敷内の鬼門に当たる方角に便所,玄関,風呂場などを造るのはよくないなどという。…

【方位】より

…これらの考え方は,修験者,陰陽師(おんみようじ),祈禱者によって民間に流布したものである。 外来の方位で最も恐れられたのは,陰から陽に転ずる鬼門(丑寅(うしとら))の北東,陽から陰に転ずる裏鬼門(未申(ひつじさる))の南西である。鬼門は悪霊の来る方位とされ,屋敷神を置いたり,京都に対する比叡山のように寺を置いて鎮護したりした。…

※「裏鬼門」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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