日本大百科全書(ニッポニカ) 「補欠分子団」の意味・わかりやすい解説 補欠分子団ほけつぶんしだん 補欠分子族ともいい、複合タンパク質において、タンパク質に結合している非タンパク性の分子または分子団をいう。色素タンパク質、糖タンパク質、リポタンパク質において、それぞれ色素団、糖部分、脂質部分が補欠分子団であり、また補酵素も補欠分子団の一種である。多くの場合、そのタンパク質の生理的活性、特異性の発現に寄与している。結合の形式は、共有結合、イオン結合、水素結合などさまざまである。[笠井献一][参照項目] | 色素タンパク質 | 糖タンパク質 | 補酵素 | リポタンパク質 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例