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共有結合 きょうゆうけつごう covalent bond

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

共有結合
きょうゆうけつごう
covalent bond

電子対結合,等極結合,無極結合ともいう。2個の原子がスピンの逆向きの2個の電子を共有することによって形成される結合という意味合い。電子対によって安定な化学結合を生じる機構は H.ハイトラー,F.ロンドンによる水素分子量子力学的な取扱いによって初めて明らかにされた (1927) 。

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デジタル大辞泉の解説

きょうゆう‐けつごう〔キヨウイウケツガフ〕【共有結合】

化学結合の一。二つの原子が一つ以上の電子を共有することによって生じる結合。ふつう、二つの電子が電子対を作り、これが共有される。

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百科事典マイペディアの解説

共有結合【きょうゆうけつごう】

化学結合の一種。二つの原子の間でお互いに電子を共有することによって安定となり,生ずる結合をいう。通常二つの原子間にスピン反対の二つの電子が対をつくって共有されるので,電子対結合ともいわれる。
→関連項目水素結合正孔配位結合

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栄養・生化学辞典の解説

共有結合

 2個の原子が2個の電子を共有することによる結合.

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世界大百科事典 第2版の解説

きょうゆうけつごう【共有結合 covalent bond】

電子対結合ともいう。化学結合の代表的な様式の一つで,原子と原子の間に形式的に最外殻の電子が1~3組の電子対をつくっているとみなされ,しかもその電子がどちらの原子に所属するともいえず,むしろ両原子に(さらに分子内の他の原子にまで)共有されているとみなされる結合。電子が両原子に均等に共有されていれば,等極結合または無極性結合とも称する。しかし,共有結合も,もう一つの代表的な結合であるイオン結合も,極限的な結合様式として頭の中で考えているもので,実在の結合は両者の中間の性格をもっている。

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大辞林 第三版の解説

きょうゆうけつごう【共有結合】

〘化〙 二個以上の原子が互いに電子を提供し合ってできた電子対を共有することにより形成される化学結合。二対・三対の電子が共有された場合はそれぞれ二重結合・三重結合となる。有機化合物および無機非金属化合物などにみられる。電子対結合。 → イオン結合金属結合

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

共有結合
きょうゆうけつごう
covalent bond

二つの原子が、電子対(逆向きのスピンをもつ1組2個の電子)を共有することによって生ずる化学結合をいう。電子対結合ともいう。また、イオン結合異極結合というのに対し、等極結合ということもある。そのほか2電子ではなく、1電子あるいは3電子が共有されるような場合をも含めていうことがある。
 化学結合はすべて電子が原因となって生成するわけであるが、形式的にいえば、結合する2原子が互いに1個ずつの電子を出し合って電子対をつくり、これが完全に一方に移ってしまうのがイオン結合であり、二つの原子のちょうど中間にあるのが共有結合であるといえる。イオン結合や共有結合の理論的取扱いには、このような両極端の状態を考えるが、実際の化合物中での化学結合では、そのような極端ではなくむしろそれらの間にあってどちらかに偏っているとしたほうがよい場合が多い。したがって共有結合的要素の強い化学結合を単に共有結合といっている。
 また共有される電子対が、形式的に二つの原子から供給されたものではなく、一方の原子からのみ供給されたものであるとき、その共有結合を配位結合(半極性結合)といって区別している。[中原勝儼]
『藤谷正一・木野邑恭三・石原武司著『化学結合の見方・考え方』(1987・オーム社) ▽関崎正夫著『わかりやすい物理化学』(1988・共立出版) ▽山内淳・平山鋭・谷口仁・東長雄著『物理化学の基礎』(1989・朝倉書店) ▽ジェームズ・E・ブラディ、G・E・ヒューミストン著、若山信行・一國雅巳・大島泰郎訳『ブラディ 一般化学』上(1991・東京化学同人) ▽山本嘉則編著『有機化学 基礎の基礎――100のコンセプト』(1997・化学同人) ▽米山正信著『化学のドレミファ2 イオンのことがわかるまで』(1997・黎明書房) ▽川端潤著『ビギナーズ有機化学』(2000・化学同人) ▽一國雅巳著『基礎無機化学』改訂版(2008・裳華房)』

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世界大百科事典内の共有結合の言及

【化学結合】より

この表記法は現在でもしばしば用いられ,ルイスの点表示と呼ばれる。I.ラングミュアはこのような考え方を八隅説,また結合を共有結合と呼んだ(1919)。ルイスの考え方の重要な点は,化学結合は原子と原子を結びつけている電子対であることを指摘したことにある。…

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