裾を掻く（読み）スソヲカク

デジタル大辞泉「裾を掻く」の意味・読み・例文・類語

足をなぎ払って倒す。転じて、他人を出し抜く。裏切る。
「小紫だ、高尾だと、あの男に―・かれて」〈万太郎・市井人〉

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相手の油断に乗じ、足をなぎ払って倒す。転じて、他人を出し抜く。他人を裏切る。
1. [初出の実例]「頼政、有国の裾(スソ)を掻(カ)き、抜きかけるを留める」(出典：歌舞伎・貞操花鳥羽恋塚（1809）五立)

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