裾付(読み)すそつき

精選版 日本国語大辞典 「裾付」の意味・読み・例文・類語

すそ‐つき【裾付】

〘名〙
着物の裾の様子
※栄花(1028‐92頃)見はてぬ夢「御衣の重りたるすそつき、袖口などぞ」
平安時代女性の長く伸ばした髪の末の様子。
紫式部日記(1010頃か)寛弘六年正月「髪、たけ三寸ばかりあまりたる裾つき、髪ざしなどぞ、すべて似るものなくこまやかにうつくしき」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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