複合潮(読み)ふくごうちょう(英語表記)compound tide

海の事典 「複合潮」の解説

複合潮

潮汐が浅海部に侵入してくると、波速の減少にともない波高が増大する。そうすると、非線型効果のため、水位変化は単純な各分潮波形の重ね合わせで表せ ず、異なった二つの分潮のそれぞれ振動数の和あるいは差の振動数を有する成分が現れる。このようにして生じる分潮を複合潮と呼ぶ。また複合潮、倍潮を合 わせて浅海潮と呼ぶ。 (永田

出典 (財)日本水路協会 海洋情報研究センター海の事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android