複式能(読み)ふくしきのう

精選版 日本国語大辞典 「複式能」の意味・読み・例文・類語

ふくしき‐のう【複式能】

  1. 〘 名詞 〙 前後の二場より構成され、シテ中入後扮装を変えて現われる能。前段里人などの姿で登場し、後段で昔の人の亡霊などになり、思いのたけを述べるという複式夢幻能形式をとる曲が多い。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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