褌担(読み)ふんどしかつぎ

精選版 日本国語大辞典 「褌担」の意味・読み・例文・類語

ふんどし‐かつぎ【褌担】

〘名〙
① (関取衆の褌を持ち運びするところから) 大相撲の序二段以下の力士の俗称。
江戸繁昌記(1832‐36)初「四方君子の多力に依て、纔かに土豚縁(〈注〉ぎわ)の窘(くるし)みを救ふ。是れ之を荷褌儒(〈注〉フンドシカツギ)と謂ふと云んか」
② 転じて、その世界で、最も低い位置にいるもの。
社会百面相(1902)〈内田魯庵天下太平なる哉「貴公文士の犢鼻褌担(フンドシカツ)ぎと承まはったが」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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