普及版 字通 「襾」の読み・字形・画数・意味
襾
6画
[字訓] おおう
[説文解字]
[字形] 象形
器口に蓋をする形。その左右を垂れて覆う意を示す。〔説文〕七下に「ふなり。冂(けい)に從ふ。上下より之れをふ」とするが、深く覆う意である。
[訓義]
1. おおう、かくす。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕襾 カカル
[部首]
〔説文〕に・覈・(覆)の三字を属する。に「なり」、に「なり」とするが、乏は死者、は死骨を殴(う)つ呪儀、もおそらく死者を覆う意であろう。
[声系]
〔説文〕に賈を襾声とする。賈の貝はおそらくもと鼎形であったと考えられ、その鼎を覆う形。鼎中のものを売買したのであろう。
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報