最新 地学事典 「西アフリカ・クラトン」の解説
にしアフリカ・クラトン
西アフリカ・クラトン
West-African craton
アフリカ北西部に広がる径2,000km以上のクラトン。先カンブリア時代古~中期の岩石が広く露出する楯状地と先カンブリア時代後期以降の堆積物が厚く積もった盆地とに区分。南側にMan楯状地があり,北側にReguibat楯状地がある。Man楯状地は,ギニア・シエラレオネ・リベリア・コートジボアール・ガーナ・ブルキナファソ・マリ南部を占め,Reguibat楯状地はモーリタニア・マリ北部を占める。両楯状地の間にTaoudeni盆地があり,Man楯状地の東にVolta盆地がある。Man楯状地はさらに,西部の30億年前後の岩石からなるLiberian区(マッシフ)と,東部の20億年前後の岩石からなるEburnian区に区分。Reguibat楯状地も,西部の32億~25億年前の岩石からなるAmsaga区(またはMauritanianマッシフ)と,東部の20億~17億年前の岩石からなるYetti区に区分。西アフリカ・クラトン東縁は,Togo discontinuity(不連続面)を境に,Pan-African造山を受けたTrans-Saharan(Pharusian-Dahomeyan)造山帯と接する。さらにその東方に,先カンブリア界上部の岩石を含むTuareg楯状地とBenin-Nigeria楯状地が分布。西アフリカ・クラトン西縁は,Pan-African造山帯(Rokellides)とHercynian造山帯(Mauritanides)に取り囲まれる。
執筆者:星野 光雄
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

