西アフリカフランス会社(読み)にしアフリカフランスかいしゃ(その他表記)Cie.Française de l'Afrique Occidentale S.A.

改訂新版 世界大百科事典 「西アフリカフランス会社」の意味・わかりやすい解説

西アフリカ・フランス会社 (にしアフリカフランスかいしゃ)
Cie.Française de l'Afrique Occidentale S.A.

フランス語圏西アフリカを中心に活動しているフランスの商社。略称CFAO。1840年代から西アフリカ貿易に従事していたマルセイユのベルマンクC.A.Verminck社の商権を継承して81年に設立されたセネガル会社Cie.du Sénégalを引き継ぎ,87年に設立された。ヨーロッパ人の入植者が少なく,一部の例外を除いて開発すべき鉱物資源も乏しかった西アフリカにおいては,植民地資本の活動はアフリカ人が生産するラッカセイヤシ,コーヒー,カカオなど熱帯産品を買い付け,逆にヨーロッパ製工業製品を売りつけるという流通段階にとどまっていたが,そのような商業活動の中核をになったのが,この会社のような総合商社であった。同社は,1907年に設立されたスイスとフランス資本の合弁会社,西アフリカ商事会社Société Commerciale de l'Ouest Africain S.A.(1973年にSCOAが正式社名となる)と,フランス領西アフリカの貿易を二分し牛耳ってきた。1960年の各国の独立後,そのシェアは減少したとはいえ,この地域の貿易・国内流通において,同社は今日なお根強い力をもっている。
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