西代藩陣屋跡(読み)にしだいはんじんやあと

日本歴史地名大系 「西代藩陣屋跡」の解説

西代藩陣屋跡
にしだいはんじんやあと

[現在地名]河内長野市西代町

国道三七一号(高野街道)七ッ辻ななつつじ北西の台地上にあった。延宝七年(一六七九)近江膳所藩主本多康将は兄の遺児康慶に家督を譲り、実子忠恒に一万石(近江高島郡・甲賀郡、河内錦部郡)を分与した。忠恒の遺領を継いだ忠統は正徳元年(一七一一)西代村に陣屋を置き、享保一七年(一七三二)忠統の伊勢神戸かんべ転封まで続いた。転封に伴い錦部にしごり郡の大部分の所領は神戸藩領となったが、西代村は幕府領になった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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