西使記(読み)セイシキ

デジタル大辞泉 「西使記」の意味・読み・例文・類語

せいしき【西使記】

中国地理書。1巻。の劉郁撰。1263年成立。1259年西域に派遣された常徳の軍に加わったときの紀行文

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精選版 日本国語大辞典 「西使記」の意味・読み・例文・類語

せいしき【西使記】

  1. 中国の地理書。一巻。元の劉郁撰。一二六三年成立。憲宗九年(一二五九)西域に派遣された常徳の軍に随行したときの紀行録。西アジア産の珍しい物産や風俗、ムラーヒダ教徒掃討などを伝える。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「西使記」の意味・わかりやすい解説

西使記
せいしき
Xi-shi-ji; Hsi-shih-chi

中国,元代の旅行記。 1259年イル・ハン国フラグ (旭烈兀)もとにつかわされた常徳の旅行について劉郁が記したもの。

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