西前町(読み)にしまえちよう

日本歴史地名大系 「西前町」の解説

西前町
にしまえちよう

下京区高倉通綾小路下ル及び仏光寺通高倉西入・東入

南北に通る高倉通(旧高倉小路)を挟む両側町。町の南は仏光寺(ぶつこうじ)通(旧五条坊門小路)にも面する。

平安京の条坊では町の西側が左京五条四坊一保二町東、東側は同七町の西にあたる。平安時代中期以降は五条坊門高倉北の地。「中右記」大治五年(一一三〇)一〇月二七日条には「夜半当南有焼亡、後聞、故民部卿五条坊門高倉亭焼了、此人宅四ケ所皆以焼了」と記されており、当町付近に故民部卿邸があった。故民部卿なる人物は断定しにくいが、藤原俊家の息で永久三年(一一一五)八月一三日に民部卿になった(公卿補任)藤原宗通が、「中右記」の筆者中御門宗忠と親戚関係にあるから妥当と思われる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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