西十川村
にしそがわむら
[現在地名]高松市十川西町
南亀田村の西と南に位置し、新川支流吉田川の西側平野に立地。鰹宇神社付近から弥生時代の土器片や石槍、西尾天神付近から石鏃が出土。また同所の古墳には破壊された石槨・埴輪が散在する。古代の山田郡蘓甲郷(和名抄)の遺称地。慶長二〇年(一六一五)の萱生増好宛行状(秋山文書)によれば、十河の一〇〇石を伴半左衛門に宛行っている。寛永国絵図では十川郷として高二千五一七石余(檀原・十川郷を含む)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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