西和田村(読み)にしわだむら

日本歴史地名大系 「西和田村」の解説

西和田村
にしわだむら

[現在地名]南国市岡豊おこう常通寺島じようつうじしま

岡豊山の西南麓、常通寺島村の北にある農山村。南を国分こくぶ川が西流する。天正一六年(一五八八)の江村郷地検帳に小村名として東和田村・西和田村がみえ、近世の西和田村はこれらを中心とした地と考えられる。検地面積は一町三反余。岡豊山を中心とするだけに地積は少なく、長宗我部氏の建立した隠渓いんけい寺の寺領と給人の所領が大部分である。

元禄地払帳は常通寺島村分も含めて西和田村とし、総地高三三九石余、うち本田高二九〇石余・新田高四八石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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