西座倉村(読み)にしざぐらむら

日本歴史地名大系 「西座倉村」の解説

西座倉村
にしざぐらむら

[現在地名]神戸町西座倉

揖斐いび川とやぶ(根尾川)に挟まれた地に位置し、揖斐川対岸は神戸村、藪川対岸は東座倉村(現本巣郡巣南町)、南は下座倉村(現揖斐郡大野町)大野郡に属する。天正一四年(一五八六)九月二一日の豊臣秀吉朱印知行目録写(名和文書)に「さくら村上下」の夫銭・段銭は二五五貫七四五文とみえ、那波和泉守に扶助されている。当時、座倉村は上下に分村しており、上座倉村は当村と東座倉村に比定される。江戸時代には上座倉・上桜とも記す。慶長郷帳には上桜村とみえ、村高五〇五石余、元和二年(一六一六)の村高領知改帳には上座倉村とみえ、西尾嘉教(揖斐藩)領。同年間に一部が旗本西尾領となり、残りは幕府領を経て、寛永二年(一六二五)旗本徳永領となって幕末に至る。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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