西弁分村(読み)にしべんぶんむら

日本歴史地名大系 「西弁分村」の解説

西弁分村
にしべんぶんむら

[現在地名]日南市西弁分

平野ひらの村の西にあり、北東戸高とだか村。同村から当村に入り、南下して外浦とのうら(現南郷町)に至る道(外浦往還)が通る。尾山おやま麓溝(現在は妻手川の上流にあたる)が東へ流れ、後川内うしろかわち(後河内)から南東へ流れるぬま(地元では「ぬまんかわ」という)が平野村境で尾山麓溝に注いでいた(日向地誌)。検地古今目録(日向国史)によると慶長一〇年(一六〇五)には高九七二石余・田畑屋敷六九町六反余、寛保二年(一七四二)には高一千三一六石余・田畑屋敷七九町四反余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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