西末村(読み)にしすえむら

日本歴史地名大系 「西末村」の解説

西末村
にしすえむら

[現在地名]三田市末

加茂かも村・みやわき村の北、青野あおの川西岸の平坦地および丘陵に立地する。南端くろ川が青野川に合流。中世なか庄のうち。観応元年(一三五〇)六月一二日の光厳上皇院宣案(妙心寺文書)によると、「仲庄内陶・野上両村」が故甘露寺中納言入道(隆長)から子息の甘露寺前中納言藤長へ譲与され、この日上皇から安堵されている。その後は不詳。慶長国絵図に西スヘ村とみえ、高一九一石余。正保郷帳では高四〇〇石。安政六年(一八五九)宗門改帳(坂本家文書)によれば家数二五・人数一八〇。明治七年(一八七四)東末村と合併し末村となる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android