西楼棚(読み)せいろうだな

精選版 日本国語大辞典 「西楼棚」の意味・読み・例文・類語

せいろう‐だな【西楼棚・城楼棚】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 違棚のうち、棚板の中央を一段高くしたもの。正式の座敷飾りとして多く用いられる。
    1. 西楼棚<b>①</b>〈四十八棚之図〉
      西楼棚〈四十八棚之図〉
    2. [初出の実例]「一、清楼棚はふりわけの棚の上ばより柱壱本はさみ」(出典:匠明(1608‐10)殿屋集)
  3. 茶席に用いる棚物の一つ。香道に用いる袋棚半分にしたもので、押板脇・書院脇いずれも上座に用いる。天王寺屋津田宗及の創始したもの。宗及棚。〔南方録(17C後)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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