西洋船(読み)せいようせん

精選版 日本国語大辞典 「西洋船」の意味・読み・例文・類語

せいよう‐せん セイヤウ‥【西洋船】

〘名〙
① 西洋式の船体構造および帆装を有する船。幕末期、欧米先進国の船を称したもので、当時来航のバーク型帆船、フリゲートコルベットブリッグなどを総称し、また、当時日本で建造した同じ形式の船をも称した。洋船
※臼井家文書‐御目付松平式部少輔殿御備場向御見分一件帳(1846)「西洋船之儀は悉手数相掛り候様子に付」
② 西洋諸国の国籍を有する船。
※犯科帳‐文久二年(1862)「琉球国え漂着いたし居候阿蘭陀人共、西洋船来着候はば」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android