西浦賀村(読み)にしうらがむら

日本歴史地名大系 「西浦賀村」の解説

西浦賀村
にしうらがむら

[現在地名]横須賀市西浦賀町一―六丁目・浦賀うらが町一―七丁目・浦賀丘うらがおか一―三丁目・南浦賀みなみうらが

三浦半島東南部に位置し、北は鴨居かもい村へ続き、浦賀湊を間にして東浦賀村と相対する港町。養和元年(一一八一)山城石清水いわしみず八幡を勧請したといわれるかのう神社(叶大明神社)が鎮座する。近世初頭に幕府代官頭長谷川長綱が村の中央の小高い陣屋じんや(現愛宕山)に陣屋を置き、三浦半島支配の拠点とした。中世以来浦賀湊として知られたが、元禄五年(一六九二)以降東西二村となる(同年「年貢割付状」浦賀行政センター蔵)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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