西涼(読み)セイリョウ

デジタル大辞泉 「西涼」の意味・読み・例文・類語

せい‐りょう〔‐リヤウ〕【西涼】

中国五胡十六国の一。400年、漢人敦煌とんこう大守の李暠りこうが、北涼から自立して甘粛省北西部に建国。都は敦煌国勢ふるわず、421年に北涼に滅ぼされた。

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精選版 日本国語大辞典 「西涼」の意味・読み・例文・類語

せい‐りょう‥リャウ【西涼】

  1. 中国の五胡十六国の一つ四〇〇‐四二一)。東晉の末、漢人、敦煌太守李暠(りこう)が北涼から自立して、現在の甘粛省西北部の酒泉県に建てた国。都は敦煌・酒泉。二代で北涼に滅ぼされた。

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改訂新版 世界大百科事典 「西涼」の意味・わかりやすい解説

西涼 (せいりょう)
Xī Liáng

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旺文社世界史事典 三訂版 「西涼」の解説

西涼
せいりょう

400〜421
五胡十六国の一国
漢人の李暠 (りこう) が酒泉(甘粛)に拠って建てた国。まもなく,北涼に滅ぼされた。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「西涼」の意味・わかりやすい解説

西涼
せいりょう

五胡十六国

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山川 世界史小辞典 改訂新版 「西涼」の解説

西涼(せいりょう)

涼(りょう)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「西涼」の意味・わかりやすい解説

西涼
せいりょう

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世界大百科事典(旧版)内の西涼の言及

【五胡十六国】より

… 華北は再び混乱におちいり,東方では慕容部が国家再建をはかり(後),前秦の本拠関中では羌族姚氏が勃興した(後)。河西地方では氐族呂氏が後を興したが,やがて鮮卑の南と匈奴の北が分離し,北涼からはまた漢族の西が独立して,これらの国々は互いに抗争した。東晋政権はおりにふれて華北奪回の遠征を試み,東晋末,劉裕(宋の武帝)は一時長安,洛陽などの要地を占領したが,結局放棄した。…

【涼】より

…400‐421年。通称は西涼。隴西(甘粛省)の漢人豪族李暠(りこう)は北涼の段業(?‐401)に仕えたが,人びとに敦煌太守に推され,段業もこれを承認した。…

※「西涼」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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