西湯野村(読み)にしゆのむら

日本歴史地名大系 「西湯野村」の解説

西湯野村
にしゆのむら

[現在地名]仁多町亀嵩かめだけ

梅木原うめきはら村の北東、亀嵩川の河岸段丘上に位置する。正保国絵図に村名がみえる。延宝二年(一六七四)検地帳によれば高一九二石余。元禄十年出雲国郷帳では高二五七石余、寛文四年(一六六四)の本田高二三七石余・新田高五石余。「雲陽大数録」では高二四〇石。明治八年(一八七五)梅木原村など三村と合併し亀嵩村となる。曹洞宗総光そうこう寺・浄土宗覚念かくねん寺がある。総光寺は応永元年(一三九四)明見の開山。不見明見は三沢氏の出身で、出家して能義のぎ雲樹うんじゆ(現安来市)の開基三光に、次いで丹波国永沢ようたく(現兵庫県三田市)の開山通幼らに侍して応永元年帰郷し、同寺の開山として迎えられた(日本洞上聯燈録)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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