西行被(読み)さいぎょうかずき

精選版 日本国語大辞典 「西行被」の意味・読み・例文・類語

さいぎょう‐かずきサイギャウかづき【西行被】

  1. 〘 名詞 〙 西行法師が富士山を見ている姿を描いた「富士見西行」の絵姿のように、笠を後頭部へずらして、あみだにかぶること。あみだかぶり。
    1. [初出の実例]「五十ばかりの法師麻の衣の袖まくり手して、竹笠を西行被(サイギャウカヅ)きに雪打はらひ彼店下に立寄」(出典浮世草子西鶴織留(1694)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む