海の事典 「西部亜寒帯循環」の解説 西部亜寒帯循環 太平洋亜寒帯循環の中にある2つの反時計回りの循環の内、西側にあるものを言う。その東側の境界は明確でないが、ほぼ東経155度から東経175度ぐらい までに存在する。循環域は北に延びて、その北縁はベーリング海の中にある。冬期の上層の冷却が激しく、冬季の上層水温は塩分躍層上部の水温よりも下がる。 夏期の海面からの加熱によって表層の温度が上がり、季節水温躍層が形成されると、上層下部に顕著な水温極小層(中冷層)が現れる。 (永田) 出典 (財)日本水路協会 海洋情報研究センター海の事典について 情報 Sponserd by