西郷地村(読み)さいごうちむら

日本歴史地名大系 「西郷地村」の解説

西郷地村
さいごうちむら

[現在地名]美野里町西郷地

ともえ川の左岸に位置し、西は小岩戸こいわと村。陸前浜りくぜんはま街道が村の西部を通る。中世には小鶴こづる庄、のち佐竹氏の支配下、慶長七年(一六〇二)秋田氏領、正保二年(一六四五)天領となる。幕末は天領三一九・三石余のほか稲荷神社朱印地五石(各村旧高簿)とある。元禄郷帳には「西郷内村」と記され、正徳四年(一七一四)の法円寺過去帳(法円寺蔵)に「西郷地村」「西江内村」とみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android